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« 【東大さんぽ】5月号をお届けします。 | メイン | 2011-07-17 (日) 特別講演会 加藤尚武(京都大学名誉教授)「原子炉の安全性の設計構造とリスク・コミュニケーション」 »

第19回理学部公開講演会 「身近で大きな理学」 2011年 6月5日(日) 14:00~16:40 (開場13:00)

日時
2011年 6月5日(日) 14:00~16:40 (開場13:00)

※終了後、講演者との歓談の時間を設けます。

会場
東京大学本郷キャンパス 安田講堂 (文京区本郷7-3-1)

入場
無料。事前申し込み不要。どなたでもご参加いただけます。

定員
700名(当日先着順)

中継
インターネット配信を予定。

お知らせ
公開講演会のお知らせはメールでも行っています。詳しくはイベント通知メールの登録ページをご覧ください。

主催・問い合わせ先
東京大学大学院理学系研究科・理学部広報室

電話03-5841-7585E-mail

講演内容

大型レーダーが拓く新しい南極大気科学
佐藤 薫(さとう かおる)教授 (理学系研究科地球惑星科学専攻)

極域は、高さや季節によって大気大循環の終着点や出発点となり、地球気候における重要な位置を占めます。 また、オゾンホールや夜光雲、オーロラなどユニークな現象が存在しており、人間活動の影響が顕著に表れる場所でもあります。 しかし、とりわけ南極は隔絶された過酷な環境であるため観測研究が大きく遅れていました。 私たちは、今年昭和基地で建設が開始された世界初の南極大型大気レーダー (PANSYレーダー)を使って、ベールに包まれているこれらの大気現象を精密観測し、そのメカニズムを解き明かしたいと考えています。

数学は経済を動かすか?:数学の応用の1つのありかた
山本 昌宏(やまもと まさひろ)教授 (数理科学研究科)

数学というと何か現実世界と隔絶した超越的な世界を扱うものと考えられるかもしれません。 その一方で純粋に抽象的な数学者の思考形式は現場の様々な現象の解明に他の分野に見られない解決法をもたらすことが可能です。 製造業における種々の課題が原理・原則に基づく数学的な発想によって解かれ、大きな経済効果を挙げてきました。数学自体は大規模な実験設備を必要としない「小さな」理学かもしれませんが、実世界に対して「大きな」寄与をすることが可能です。 ここでは製鐵プロセスにおいて高炉などの内部を直接知ることができないプラントの異常状態の予兆を捉えるために数学が役立っている例などを紹介します。

 

鉢植えから植物の多様性と進化を掘り出す
邑田 仁(むらた じん)教授 (理学系研究科附属植物園)

地球上に30万種以上あると言われる被子植物の多様性を、私たちはふつう、地上にある花や枝葉の多様性として捉えています。 植物分類学の世界でも、たいていの研究は花や枝葉の特徴を証拠として調べてきました。 しかし、生きている植物にとって、体を固定し、水や肥料分を吸収する土の中の生活もたいへん重要なものだと考えられます。 植物園で栽培しているテンナンショウ属(サトイモ科)の鉢植えをひっくり返すと、土の中にあるイモ(地下茎)を観察することができます。 これについて、テンナンショウ属の多様性と進化を考えてみましょう。

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