2011年10月25日(火)、東京大学基金寄付者特別セミナー、「秩父演習林で秋の自然を散策する」を秩父演習林にて開催させていただきました。
今回は、2009年度、2010年度に初めて貢献会員になられた方にご案内差し上げましたところ、当日は17名の方にご参加いただけました。雨天も心配されましたが、当日は天気に恵まれ、秋の演習林をお楽しみいただくことができました。

ハイキングコースのような道ですが、ヘルメットは着用です。 さるのこしかけもダイナミックな大きさです。
東京大学が有する演習林は、全国7ヶ所に設置され、その総面積は東京山手線内面積の5つ分に当たる32,300haにおよんでいます。森林や樹木、林業に関する基礎的・応用的研究を行うとともに、森林を学習する学生たちに教育の場を提供することを目的として設置されました。
このうちの1つである秩父演習林は、関東山地のほぼ中央部荒川源流域にあり、甲武信岳(2,475m)を盟主とする奥秩父連峰の山々に囲まれています。首都圏の水源である荒川の源流域にあり、1916年(大正5年)の創設以来、東京大学の教職員の手でその豊かな自然環境を維持してきました。山地帯域には尾根部にツガの優占する針葉樹林、山腹斜面にブナやイヌブナ、谷部にシオジやサワグルミの落葉広葉樹が分布し、亜高山帯域にはコメツガ・シラビソが優占する亜高山帯針葉樹林が分布しています。シカなどの野生動物たちの貴重な棲み処ともなっています。首都圏から100キロ圏内というアクセス環境にあることから、自然散策の場としても人気が高まっています。
当日は本学の教職員がご案内し、紅や黄に色づいた樹々など、自然美あふれる樹木園の散策をお楽しみいただきました。午後には自然標本を展示したワサビ沢展示室の見学、秩父演習林長鎌田教授の講義の後、山路を走るモノレールの乗車体験を行いました。

昼食は近くのお店で、 「乗ってみると意外に怖くない」そうです。
地元の食材を使った蕎麦定食
(大きなヤマメと鹿肉がありました!)
また、今回は、「東京大学の森」育成資金ご協力のお願いを併せてご案内いたしました。現在のところ、300万円程のご寄附をいただきました。
学内の教職員でも普段なかなか訪れることのない「東京大学の森」ですが、国土の7割を占める日本の森のモデルケースとなるため、そして、子々孫々につないでいくために、演習林の教職員が一丸となって業務にあたっています。是非とも一人でも多くの方に、ご体験いただき、ご理解ご支援賜れるよう、渉外本部も活動していきます。

秩父の錦秋をバックに記念写真